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内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
25年以上、約10000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。
建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。
また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

「屋根修理の際に足場が必要な理由が知りたい」
「足場の設置費用や注意点を抑えておきたい」
屋根修理をする際に、なぜ足場が必要なのか疑問を抱く方も多いでしょう。
2mを超える高所での作業は、作業員に危険が生じるため足場の設置をするように労働安全衛生規則で定められています。
そのため、足場の重要性を無視した業者に修理を依頼するのは避けてください。
この記事では、屋根修理の際の足場に関する情報を解説します。
具体的には、以下の3つです。
・足場の必要性
・足場の設置費用
・足場を利用する上での注意点
記事を読んでいただけたら、足場の役割が把握できて、屋根修理を安心して依頼できるでしょう。
目次

屋根修理の際に足場の設置が必要な理由としては、以下の3つが挙げられます。
・作業員の安全のため
・作業効率が上がるため
・近隣に迷惑をかけないため
それぞれの内容を解説します。
屋根修理は高所作業になるため、足場を設置して作業員の転落事故を防ぎます。
屋根の形状や勾配、修理箇所によっては、足場を設置しないケースもあります。
足場が必要な現場かどうかは、業者に確認をとりましょう。
足元が安定していると、スムーズに修理が行えるため作業効率が上がります。
また、安全面に配慮されている環境のため、丁寧に屋根修理を行えます。
そのため、施工不良が減って仕上がりがより良くなるでしょう。
工事中は、ほこりやゴミなどの飛散があるため、足場に養生をして近隣への被害を防ぎます。
また、屋根を解体する場合は、足場に防音シートを張って騒音を和らげます。
近隣に迷惑をかけないためにも、足場は必要となります。

足場の設置にかかる費用単価は、1平方メートルあたり約600~1,000円です。
そのため、30坪の場合は約10〜20万円が費用相場になります。
また、自然災害による屋根の破損であれば、火災保険を利用して補修や足場設置の費用をカバーできる可能性があります。
ただし、火災保険は自然災害以外では利用できない点にはご注意ください。

屋根修理に用いられる足場の種類は、主に以下の4つがあります。
・単管足場
・単管ブラケット足場
・くさび形足場
・屋根足場
それぞれの足場の特徴を解説します。
単管足場とは、単管パイプとつなぎ止め金具のクランプをつなぎ合わせて立てる足場です。
くさび形足場よりも軽量で、パイプの長さも切断して調整ができるので自由度が高い強みがあります。
そのため、狭い場所で作業をする際によく用いられます。
しかし、強度や安全性が他の足場と比べてやや低いのが欠点です。
単管パイプをブラケットと呼ばれる金具で固定して組み立てる足場です。
水平材の長さが一定の固定型ブラケットや長さの調整ができる伸縮型ブラケットなどを組み合わせて足場を組み立てます。
強度が高いので、単管足場と比べて安全性が高いです。
ただし、足場の組み立てに手間がかかるので、工期が長くなってしまいがちなデメリットがあります。
くさび形足場は、一定の間隔で接合部が設けられた支柱を、ハンマーで打ち付けて組み立てる足場です。
金具はユニットになっているので、ハンマーのみで組み立てができます。
足場の幅が広く、強度も高いので安全に作業ができる足場です。
しかし、隣家との間隔が狭いと設置が難しいケースがあります。
また組み立ての際に、ハンマーを打ち付ける大きな音が響いてしまう欠点があるので注意が必要です。
勾配が急な屋根修理の際に、組み立てる足場です。
外壁の足場と区別するために屋根足場と呼ばれています。
屋根の上に立てかけるように設置して、足元の安全性を確保するためのものです。
転落防止のために手すりを設置する場合もあります。
また、風が強い地域では、勾配が緩やかな屋根にも足場を設置して安全を確保することがあります。

足場を設置するにあたって、以下の4つの注意点があります。
・モノを移動させる
・自分で足場を設置しないようにする
・業者選びに気をつける
・タイミングを考慮する
それぞれの内容を解説していくので、注意点を把握しておきましょう。
足場を設置するスペースを確保するために、植木鉢や自転車を移動させておきましょう。
カーポートが設置されていても、万が一に備えて車も移動させておいてください。
モノの移動は、所有物の破損リスクを避けるためにも必要です。
費用を抑えたいからと、自分で足場を設置するのは控えてください。
足場の設置は、専門技術が必要です。
そのため、足場の組み立てをDIYで行うとケガをする恐れがあります。
また、足場の設置方法を間違えると、作業中に崩れてしまい転落事故が起きる可能性が高いです。
身の安全を守るためにも、足場の設置は業者に依頼しましょう。
集客や契約を目的に「足場費用が無料になる」と宣伝している業者がいますが、詐欺に注意しておきましょう。
工事の中でも重要性が高い足場費用が、無料になることはほぼありません。
見積書を確認すると、ほかの施工費として上乗せされている場合があります。
騙されないためにも、複数の業者から見積もりを出してもらい、費用の内訳を確認して優良な会社を選定しましょう。
足場費用を抑えたい場合は、外壁と屋根の修理を同時にするのをおすすめします。
なぜならば、同時に修理をすれば足場費用が1回分で済むためです。
足場費用は、一般的に10〜30万円程度かかります。
もし外壁工事の予定がある場合は、屋根の修理と同時に行ってしまうと良いでしょう。
足場費用が抑えられるだけではなく、依頼の手間も省けます。

屋根修理をする際は、足場を組むのが一般的です。
しかし例外として、足場を組まずに作業する場合もあります。
足場を組まないときは、以下の3つの方法で作業をすることがあります。
・高所作業車を使う
・ロープアクセス工法を用いる
・足場なしで作業をする
それぞれの作業内容を解説します。
高所作業車とは、昇降する足場が装備された高所作業用の車両です。
足元の安定性は比較的高いです。
主に雨樋や、屋根の端の水切り用の板金部材などの部分的な修理に適しています。
そのため、屋根材の張り替えや塗装など、広範囲の修理の際は使用しません。
屋根修理が広範囲の場合は、足場を設置した方が結果的に費用が安くなります。
また、高所作業車を使う際は、駐車スペースの確保が必要です。
道路に駐車する場合は、道路交通許可証、警備員が必要になります。
住宅密集地だと隣家との間隔が狭いことが多いので、ロープアクセス工法を用いて作業を行う場合があります。
ロープアクセス工法は、ロープを住宅の屋根や屋上に吊るした状態でハーネスを装着して作業します。
特別講習を受けた作業員のみ使用可能です。
ただし、屋根の広範囲の修理にはロープアクセス工法は適していません。
住宅密集地でも隣家に相談すれば、敷地内に足場を組ませてもらえる可能性があります。
そのため、可能であれば足場を設置して屋根修理をすることをおすすめします。
平坦かつ勾配のない屋根では、足場を設置しないケースがあります。
例えば、金属の折板屋根やルーフバルコニーなどはほとんど勾配がありません。
そう言った転落の危険性の少ない屋根では、足場ががなくても作業が可能です。
ただし、修理内容によってはゴミや屋根材の破片が飛散する可能性があります。
飛散すると、近隣に迷惑がかかってしまう可能性があります。
必要であればしっかりと養生をして、事前に安全を確保しておく必要があるでしょう。

屋根修理を行う際は、足場の設置が必要です。
足場は、作業員の安全面だけではなく、施工の仕上がりを左右します。
また、足場の設置は安全面を優先するためにも必ず業者に依頼しましょう。
さらに、足場の費用が無料になると宣伝する業者は、ほかの施工費を上乗せしている可能性があるため見積書をよく確認してください。
優良業者の場合は、必ず足場費用の項目に金額を記入しています。
まずは、相見積もりをして優良業者を選ぶようにしましょう。
屋根修理業者を選ぶ場合は屋根の修理業者を選ぶ7つのポイント!失敗しない選び方を知ろうを読めば失敗を避けやすくなります。
ぜひチェックしてみてください。
なお「じもと屋根修理」ではドローンで無料の屋根点検ができます。モニター越しに屋根の状態を直接確認できるので、屋根の状態が気になる方はぜひお問い合わせください。