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「天窓(トップライト)を塞ぐ際にかかる費用相場はどのくらい?」
「施工の際の注意点を知りたい」
天窓を塞ごうかと悩んだ際に、まずは費用に関する情報をチェックしておきたい方もいるでしょう。
また、塞ぐ際に注意するポイントも知っておきたいと思われるのではないでしょうか。
本記事では、天窓を塞ぐ際の大切な情報を解説します。
・天窓を塞ぐ際にかかる費用相場
・天窓を塞ぐ方法
・天窓を塞ぐ主な理由
・天窓を塞ぐおすすめのタイミング
・天窓を塞ぐ際の注意点
・工事を依頼する業者の選び方
上記の内容を把握していただければ、天窓を塞ぐ際の費用や適したタイミングなどがわかり、工事の失敗を防ぎやすくなります。
目次
天窓を撤去して塞ぐ場合の費用は、おおよそ20〜40万円が相場です。
費用は天窓のサイズや破損状況などによって変動します。
交換するよりも安く施工ができるため、費用をかけたくないケースにおすすめです。
まずは専門業者に現場を確認してもらって、見積もりを作成してもらいましょう。
天窓を塞ぐには、既存部分と周辺の屋根材を撤去して、下地となる木材を設置します。
その際に、室内からも天窓があった部分に木材を張ってきれいに塞いでいきます。
屋根側の天窓があった部分の上から防水のためのルーフィングシートを張り、屋根材を被せて表面を整えたら完了です。
新しい屋根材の色は、既存のものと異なる場合があります。
景観が気になるようであれば、屋根全体をカバー工法や葺き替えをすると統一できるため検討してみてください。
ただし、屋根全体の工事を行う場合は高額な費用がかかります。
見た目と予算のどちらを重視するかで、施工内容を検討してみましょう。
天窓を塞ぎたいと考えておられる方の主な理由は、以下の2つです。
・天窓の耐用年数が近づいてきた
・天窓から雨漏りしている
それぞれの内容を解説します。
天窓の耐用年数は、前回の施工から25~30年ほどが目安です。
耐用年数が近づくと、破損や雨漏りが発生しやすい状態になるため、交換または塞ぐかの選択をしなければなりません。
天窓のサイズによっては、既製品で対応できず、オーダーメイドで発注する場合があります。
オーダーメイドは既製品よりも高額になる可能性があるため、耐用年数が過ぎたら塞ぐ決断をされるケースもあります。
天窓の耐用年数が近づいてきたら、不具合が起きていなくても交換か塞ぐかを検討することをおすすめします。
天窓から雨漏りが発生している場合に、修理とともに塞ぐケースがあります。
雨漏りの原因は、屋根との隙間を埋めている樹脂製の防水剤の劣化や、ゴム製のパッキンが不具合を起こしているケースが多いです。
上記のような不具合は、天窓を交換しても耐用年数が近づいてきたら起きる可能性が高い現象です。
天窓を新しく交換して修理するよりも、雨漏りのリスクを減らすために塞ぐ場合もあります。
塞ぐと天窓の掃除やメンテナンスなどの費用が削減できて、雨漏りの心配も少なくなるでしょう。
天窓を塞ぐなら、屋根の修理や葺き替えなどのリフォームのタイミングがおすすめです。
屋根工事の際に同時に天窓を塞ぐようにすれば、二度手間にならず、足場の設置費用も抑えられるからです。
足場の設置には、おおよそ10〜30万円かかるため、一度に工事を行えば大きな節約になるでしょう。
また、屋根工事と同時に行えば、仕上がりもよりきれいになります。
天窓を塞ぐ際に注意しておきたい点は、以下の2つです。
・天窓があった部屋が暗くなる
・優良な業者に工事を依頼する
それぞれの内容を詳しく解説します。
天窓を塞ぐと、部屋の中に入ってくる陽の光が減るため、室内が暗くなってしまいます。
そのため、新たに照明を設置する必要があります。
暗くなった室内に新たに電気を設置する場合は、費用が追加でかかることも覚えておきましょう。
室内で照明を増設する際にかかる費用は、1箇所につきおおよそ1~3万円ほどです。
ただし、電気工事の費用を合わせて総工事費が高額となる場合は、天窓を塞ぐのではなく、交換するのも手段です。
天窓の交換は30~50万円ほどが費用相場となるため、予算を考えて施工プランを考えましょう。
天窓は雨漏りの原因になりやすいため、工事を失敗しない優良な業者に施工を依頼することが大事です。
悪質な業者に天窓を塞ぐ工事を依頼すると、適切な施工をしてもらえずに、屋根との隙間から雨が浸入する危険があります。
塞いだ後も安心して暮らしていけるように、依頼する業者を見極めておきましょう。
以下にて、天窓を塞ぐ工事を依頼する際に押さえておきたい、業者の選び方を紹介します。
まだ依頼先が見つかっていない、あるいはもう少し探してみたいという方は、以下のポイントを参考にしてみてください。
天窓を塞ぐ工事を失敗しないための優良業者を見極めるポイントは、主に以下の4つが挙げられます。
・相見積もりをする
・建設業許可を保有しているか確認する
・自社職人がいる業者かチェックする
・地域で長く営業している業者か確認する
それぞれのポイントを解説します。
なお、天窓を塞ぐ専門家は建築板金業者です。
依頼先に悩んでいる場合は、建築板金業者を中心に探すとよいでしょう。
相見積もりをすることで、複数社の中から最適な業者を選びやすくなります。
相見積もりでは、費用相場に近い金額を提示する業者を選べるだけでなく、職人の人柄をチェックできる重要なステップです。
そのため、1社だけに絞らず、2社に見積もりを出してもらうようにすることをおすすめします。
相見積もりの数が多すぎると情報過多になってしまうため、管理できる範囲で依頼しましょう。
建設業許可とは、500万円以上の屋根や建設などの工事を請け負う業者が保有していなければならない許可です。
ただし、軽微な工事であれば建設業許可を保有していなくても施工はできます。
天窓の施工費用は500万円以下のケースが多いため、ほとんどの業者が施工できてしまいます。
しかし、建設業許可を保有している会社は、資格を持っていたり、誠実性が認められたりしているため信頼度が高いです。
目に見える判断材料でもあるため、悪質な業者でないことはわかるでしょう。
自社職人がいる業者は、工事の相談がしやすく、施工がスムーズに進みます。
職人と直接相談しながら工事を行えるため、意思の疎通が図りやすいのもメリットのひとつです。
屋根工事は天候に左右されるため、工期が変わる場合もあります。
その際も連絡が直接取れる自社職人なら、臨機応変に対応してくれるので、不安が拭いやすいです。
地域で営業を長く行っている業者は、信頼度が高く安心して工事を任せられる依頼先です。
地域密着型の業者は、営業を行うエリアでの評価を高めたいため、誠実な工事をしてくれます。
高い評判がないと同地域での営業を続けるのは難しいです。
そのため、地域に根付いて営業を行っている業者であれば、後悔のない施工ができるでしょう。
天窓を塞ぐ工事は、後悔のないように施工に慣れている優良業者に依頼しましょう。
天窓を設置していた箇所は雨漏りが起こりやすいです。
適切な施工をしなければ、不具合が原因で雨水が浸入してくる可能性があるため、信頼できる業者を選びましょう。
優良業者かどうかは施工実績や建設業許可などで判断できます。
地域で活動している業者のホームページをチェックした上で、施工を依頼しましょう。
天窓についてより詳しく知りたい場合は天窓(トップライト)とは?メリット・デメリットや雨漏りについて解説もご覧ください。
内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。