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「天窓(トップライト)を後付けする際にかかる費用はいくらくらい?」
「後付けをするメリットとデメリットを知りたい」
天窓(トップライト)を後付けしようかと悩んだ際に、上記のような情報を得ておきたい方も多いでしょう。
天窓は室内の採光や換気を目的として設けられるケースが多いです。
今回は、そんな天窓の後付けについて以下の内容を解説します。
・天窓を後付けする際の費用相場
・天窓を後付けするメリット
・天窓を後付けするデメリット
・天窓を後付けする際の注意点
この記事を読んでいただくと、天窓を後付けする際の基本情報が把握できるため、施工を検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
天窓を後付けする際の費用相場は、30〜60万円ほどです。
足場を設置したり、既存部分の撤去をしたりする施工費用も含まれています。
ただし、新たに取り付ける天窓の価格や施工状況によって、実際にかかる費用は異なります。
後付けする天窓は、機能面も考慮した上で選ぶのが大切です。
天窓には開閉ができる手動タイプと電動タイプ、採光のみの役割を果たす固定式があります。
その中で、特に便利なのが電動タイプです。
リモコンやスマートフォンで操作ができたり、雨を感知すると自動で閉めてくれたりする利便性の高い製品となっています。
採用する天窓が電動タイプの場合は、追加で電気の配線工事に3万円ほどが必要です。
天窓の後付けにかかる期間は、窓の大きさや数によって変わってきますが、おおよそ1週間が目安です。
天窓を後付けするメリットは、主に以下の4つです。
・室内が太陽光で明るくなる
・開放感のある部屋になる
・風の通りがよくなる
・光熱費を節約できる場合がある
それぞれの内容を説明します。
天窓を設けると、太陽光によって室内がより明るくなる点が大きなメリットです。
もともと窓がない部屋でも、天窓を施工することで日中であれば電気がなくても明るく快適に過ごせるようになります。
特に、住宅が隣家と密接している場合は、窓のカーテンをあけにくかったり、十分に太陽光が差し込まなかったりするでしょう。
天窓を後付けすることで、室内でも太陽光を感じられるようになるため、採光をプラスしたい方はぜひ検討してみてください。
天井に天窓があると、開放感のある部屋になって、さらに気持ちよく過ごせるようになります。
開放感がある部屋は、すっきりとした印象になり、よりおしゃれに見せることが可能です。
階段やロフトなど小スペースに天窓を設ければ圧迫感が軽減されるので、広く見せたい空間に取り入れるのがおすすめです。
また、落ち着いた色味の部屋にも天窓を取り入れると、抜け感がプラスされてワンランク上のおしゃれな空間に仕上がるでしょう。
天窓があると風の通りがよくなって、夏の暑さを緩和してくれる効果が期待できます。
新鮮な空気が室内に入り込むと、より快適に過ごせるようになります。
室内の熱気は上部にたまりやすいため、天窓を開閉して空気の流れを調節することで、過ごしやすい環境を整えることが可能です。
ロフトや屋根裏がある部屋には、天窓を設けて空気の循環をよくするのもおすすめの手段です。
天窓を後付けすると、天気のよい日は電気をつけなくても日中は部屋が明るいため、電気代の節約につながります。
天窓の数が多いほど、日中は照明をつけなくても過ごせるでしょう。
また、日光を十分に取り込められれば、冬場は暖房をつけない、または設定温度を下げても過ごしやすい室温になります。
通風効果も高いため、夏場も涼しい室内環境が維持されやすいのもメリットです。
天窓を後付けするデメリットは、主に以下の4つがあります。
・室内が暑くなりやすくなる
・雨漏りする恐れがある
・費用が高めである
・掃除やメンテナンスがしにくい
それぞれの内容を説明します。
天窓は太陽光を取り込むための設備なので、室内が暑くなりやすいというデメリットがあります。
あまりにも日差しが強い場合は、ブラインドやカーテンなどを設置するのが得策です。
または、断熱・遮熱タイプのガラスを選ぶと暑さ対策になります。
室内が暑くなりすぎないように、取り付け位置を配慮する必要もあります。
できるだけ、日光が当たりやすい南向きに設置しないようにしましょう。
天窓を後付けしたことで施工不良が発生すると、雨漏りする恐れがあります。
雨漏りが発生すると、天井クロスにカビが生えたり、床が湿ったりして大掛かりな修理が必要です。
天窓を設けたら、雨漏りが発生するのを防ぐためにも定期的にメンテナンスをしましょう。
天窓は一般的な窓よりも施工費用が高めになりやすいです。
一般的な腰高窓を増設する場合は、おおよそ10〜30万円がかかります。
機能性の高い天窓を選ぶと、費用はより高額になります。
窓の面積や素材、デザインによっても費用は変動するため、予算を考慮しながら施工プランをよく考えてみましょう。
天窓は設置する場所が高所なので、掃除やメンテナンスがしにくいのもデメリットです。
ご自身で掃除をすることも可能ですが、転落の危険性もあるため業者に依頼することをおすすめします。
掃除の手間を省く方法は、親水性が高く、汚れにくいタイプの窓ガラスを選ぶことです。
親水性が高いガラスだと、浮き上がった汚れが雨で流れていくため、セルフクリーニング効果が期待できます。
リフォームで天窓を設ける場合は、注意点もよく把握しておきましょう。
具体的なポイントは以下の2つです。
・天窓を後付けする位置に注意する
・施工に慣れた業者に依頼する
それぞれのポイントを紹介します。
天窓を太陽光が直接当たりやすい位置に設置すると、室内の温度が高温となるため注意しましょう。
おすすめなのは、太陽の光を受けつつ、直接陽が当たりにくい北側に設置することです。
北側に設置すると天窓のメリットが最大限に生かせられて、居心地のよい室内になります。
もし、南側に天窓を設置したい場合は、ブラインドやカーテンを組み合わせておくようにしましょう。
設置する方角によって天窓の快適性は左右されるので、業者とよく相談しながら決めていきましょう。
天窓は施工に慣れた業者に依頼すると、最適なタイプを設置できてより快適に過ごせるようになります。
施工実績の多い業者であれば、依頼主の要望に合った工事を行えるだけでなく、雨漏りの危険性も下げられるメリットがあります。
そのため、工事を依頼する際は、天窓の施工実績があるかを確認するのがおすすめです。
実績の有無は、業者のホームページにてチェックできます。
業者によっては設置するまでの経緯や現場状況などを記載しているため、ご自宅に似た環境の実績を確認するとイメージが掴みやすいでしょう。
天窓は屋根に設置するため、専門業者に依頼するのが得策です。
一度、お住まいの地域に建築板金業者がいないか知人に尋ねたり、インターネットで探したりしてみましょう。
天窓を設置すると雨漏りが発生するリスクや掃除の手間が生じます。
このようなデメリットも把握した上で取り入れると後悔しにくいです。
しかし、採光や通風を確保することで、室内が快適になったり、電気代の節約になったりするメリットもあります。
リスク回避をするためにも、天窓は施工をよく熟知している業者に依頼するのがおすすめです。
機能性の高い製品を選べば掃除の手間は省けるため、要望を考慮してくれる担当者に相談しましょう。
天窓についてより詳しく知りたい場合は天窓(トップライト)とは?メリット・デメリットや雨漏りについて解説もご覧ください。
内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。