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「天窓のリフォーム費用ってどれくらいになるの？」
「天窓のリフォームをしたいけれど誰に頼めばよいのだろう」
このような疑問や悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。
天窓のリフォームは小さな工事ではないため、新設・修理どちらのケースでも、具体的な費用が気になってしまうでしょう。
この記事では、天窓のリフォームに関する情報をまとめています。
・天窓のリフォームにかかる費用
・天窓のリフォームを頼む業者
・リフォームをするメリット、デメリット
最後まで読むことで、天窓のリフォームを行うか判断できるようになります。
当記事を参考にして、適切な判断を行いましょう。
目次
天窓のリフォーム工事は、以下の2種類です。
1.天窓を新設する工事
2.既存の天窓を修理する工事
天窓を新設するか、修理するかでリフォームに必要な費用も異なります。
次の項目からそれぞれの費用について解説していくので、希望する工事に当てはまるところをチェックしてみてください。
既存の屋根に天窓を取り付ける工事の費用は、30～60万円前後です。
取り付ける屋根については、基本的にどのような形状でも後付けができます。
ただし、天窓は住宅を設計するタイミングで取り付けることが多い箇所です。
後から取り付ける場合は、余分な費用や手間がかかることを覚えておきましょう。
次に、既存の天窓を修理する際の費用について解説していきます。
・天窓の付け替え工事のみ
・天窓の付け替えと屋根工事の同時施工
それぞれのパターンについて、国内大手メーカー「日本ベルックス株式会社」の事例を用いて紹介していきます。
参照：https://www.velux.co.jp/
既存の天窓を新しい製品に付け替える費用は、約26万円です。
ただし、この工事はほかのリフォームとあわせて施工しているため、足場費用が含まれていません。
天窓の付け替えを単体で行う場合は、10〜30万前後の足場費用も必要です。
トータルすると最大で50〜60万円ほどの費用が見込まれるため、天窓の付け替えはほかの工事とあわせて行うとよいでしょう。
参照：https://www.velux.co.jp/latest-topics/replacement/examples
天窓の付け替えと屋根工事を同時に行う場合の費用は、約184万円です。
この金額には足場代も含まれているため、追加費用は発生しません。
各工事の内訳は下記のとおりです。
・天窓工事50万円
・屋根工事110万円
・仮設足場24万円
上記のケースでは、屋根全体を補強するカバー工法が行われています。
塗装工事や部分補修のみ行う場合はさらに費用が下がるので、屋根の状態にあわせて施工する箇所を判断しましょう。
参照：https://www.velux.co.jp/latest-topics/replacement/examples
天窓のリフォームは、屋根の専門家である建築板金業者に依頼しましょう。
天窓の修理を専門的に扱う会社は少なく、基本的に屋根の修理業者が施工します。
建築板金業者は屋根に関する工事を幅広く取り扱っているため、安心して依頼できるでしょう。
また、天窓以外の屋根工事を依頼したい場合に、ほかの業者を挟まず作業できる点もメリットとしてあげられます。
複数の業者が出入りすると、連携ミスが発生する可能性も否定できません。
その観点でも、1社で工事が完結する建築板金業者に依頼しておくと安心です。
天窓のリフォーム業者を探す方法として、下記3つの手段が考えられます。
・インターネットで検索する
・SNSで口コミをチェックする
・近隣の住民や友人に紹介してもらう
インターネットで検索する場合は「建築板金業者」と「住んでいる地域名」を組み合わせて検索してみてください。
近隣で評判のよい業者がいくつか出てくるので、そこからさらにSNSや近所の口コミをチェックしてみるとよいでしょう。
天窓の扱いは専門性が高い作業です。
経験豊富な職人さんを見つけて、後悔しないようにしましょう。
天窓のリフォーム業者を比較する方法は、以下の3つです。
・施工費用を比較する
・施工実績を比較する
・相見積もりをする
各項目について、詳しい内容を解説していきます。
天窓のリフォーム業者を比較する際は、必ず施工費用の比較検討を行いましょう。
相場に近い適正価格が提示されているか、確認することが大切です。
また、見積もり内容に不透明な箇所がないかもよくチェックしておきましょう。
見積もりの内訳がはっきりしない業者は、依頼を避けておくのが無難です。
リフォーム業者の選び方として、施工実績の比較も有用な方法です。
一口に屋根の業者と言っても、天窓の施工実績が豊富とは限りません。
相談する際は、過去に同様の工事を行ったことがあるか確認しておきましょう。
施工実績として写真や動画を見せてくれる業者であれば、安心して任せられます。
天窓のリフォーム業者の比較方法として、もっともおすすめなのは相見積もりをすることです。
相見積もりとは、2社以上の業者に見積もりをお願いする行為です。
同じ内容で見積もりを依頼すると、価格差が明確になります。
相場から外れている場合はすぐにわかるので、結果的に悪質な業者を避けられるでしょう。
ただし、注意点が1点あります。
相見積もりをする場合は、多くても2社にしましょう。
4社以上は比較対象が多すぎるため、逆に混乱する可能性があります。
印象がよい業者をいくつかピックアップして、見積もりを取るのがよいでしょう。
天窓の取り付けに迷ったら、設置するメリットとデメリットを比較してみましょう。
・天窓があるメリット
・天窓があるデメリット
それぞれ解説していきます。
天窓を設置する主なメリットは、次の2つです。
・部屋が明るくなる
・家屋の価値があがる
各メリットについて、詳しく見ていきましょう。
天窓を設置すると、差し込んだ太陽光が部屋を明るくしてくれます。
差し込む光はすべて自然光です。
そのため、明るくナチュラルな空間づくりに一役買ってくれるでしょう。
天窓が設置されている住宅は少ないため、家屋の価値を上げる要素になります。
自宅を資産として考えている方にとっては、大きなメリットと言えるはずです。
将来的に家屋を譲渡したり、賃貸に出したりする場合は、大きな付加価値となることは間違いないでしょう。
天窓を設置する主なデメリットは、次の2つです。
・雨漏りする可能性がある
・エアコンが効きにくくなる
各デメリットについて詳しく見ていきましょう。
天窓は、経年劣化により雨漏りする可能性があります。
主な原因は、ゴムパッキンのひび割れや、ネジのゆるみによるすき間の発生です。
雨漏りを防ぐためには定期的なメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスの負担が増える点も含めて、天窓を設置するデメリットと言えるでしょう。
天窓は太陽光で部屋が明るくなる反面、夏場は室温が上がりすぎることもあります。
その結果、室内にこもった熱気でエアコンが効きにくくなるのです。
なかなか部屋が涼しくならないと、光熱費の上昇にもつながります。
そういった面も含めて、設置の判断材料にしてみてください。
天窓のリフォームは、建築板金業者へ依頼しましょう。
修理、後付けどちらのケースでも、快く対応してもらえます。
まずは屋根の状態をチェックしてもらい、どの程度予算が必要か把握することが大切です。
見積もりの内容を見てから判断をしても業者に迷惑は掛かりません。
近隣で評判のよい建築板金業者を調べて相談してみましょう。
天窓についてより詳しく知りたい方は、以下記事をご一読ください。
天窓（トップライト）とは？メリット・デメリットや雨漏りについて解説
内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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