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屋根コラム

トップライトのドーム交換に必要な費用は?出費を抑えるコツなどを解説

天窓(トップライト)3
「トップライトのドームが壊れてしまった」
「トップライトのドームを交換しなくてはいけない」

トップライトを家に設置しているなら、破損や雨漏りが原因でトップライトのドームの交換が必要になる場合があります。

急いで交換したい気持ちはあっても、交換にどのくらいの費用が発生するか気になるものです。

この記事では、トップライトのドーム交換について以下の点を解説しています。

・ドーム交換に必要な費用
・交換費用を抑えるコツ
・ドーム交換を検討するタイミング

トップライトを交換したいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

トップライトのドーム交換に必要な費用

費用

トップライトのドーム交換に必要な費用は、以下の通りです。

・トップライト本体:3〜22万円
・トップライトの撤去費用:10〜30万円
・足場代:10〜30万円

トップライトの本体価格は、メーカーや種類によって大きく変動します。

たとえば開閉できない固定式の場合は本体価格が安いですが、ボタンを押すだけで開閉できる電動式の場合は高額になりがちです。

また上記の金額はあくまでも目安なので、実際に必要な費用を把握したい場合は、修理業者へ見積もりを依頼すると良いでしょう。

しかし、見積もりの金額が安ければ良いわけではありません。

ドーム交換依頼を検討するなら、修理会社や見積もり担当者の人柄にも注目しましょう。

金額だけでは仕事の丁寧さや、仕事に対する熱意が分かりません。

天窓など屋根の修理を依頼するときは、「この人に修理をお願いしたい!」というあなたの直感が大切になります。

しかし「修理費用はできるだけ抑えたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

そこで、トップライトのドーム交換費用を抑えるコツを解説します。

トップライトのドーム交換費用を抑えるコツ

家

トップライトのドーム交換費用を抑えるコツは4つあります。

・住宅瑕疵担保責任保険を活用する
・屋根のリフォームとセットで行う
・火災保険の活用には注意が必要
・個人修理(DIY)はケガに注意

1つずつ解説していきます。

住宅瑕疵担保責任保険を活用する

住宅瑕疵担保責任保険は「新築10年以内の物件に欠陥が見つかった場合、施工業者が修理を行う」という保険です。

住宅瑕疵担保責任保険を活用すれば、無料でドーム交換や修理をおこなって貰えるケースもあります。

住宅瑕疵担保責任保険は、雨水の浸入を防止する部分が対象です。

トップライトから雨漏りが発生している場合、築10年以内なら保険の対象内となる可能性があります。

築10年以内の物件でドームからの雨漏りにお悩みの方は、保険を適用できないか、施工業者に問い合わせてみましょう。

屋根のリフォームとセットで行う

トップライトのドーム交換は、屋根のリフォームとセットで行うことで、総合的な費用を抑制できる可能性があります。

トップライトは屋根と一体化しており、単体での交換は難しいものです。

トップライトの交換には、周りの屋根材にも手を付けなくてはなりません。

ドーム交換に合わせて屋根のリフォームを実施すれば、足場の設置が1回で済むため、効率的にメンテナンスを行えます。

火災保険の活用には注意が必要

火災保険を当てにしたトップライトのドーム交換や修理は、おすすめできません。

トップライトのドーム交換には、火災保険を適用できない可能性があります。

火災保険は、自然災害による被害の修理でなければ保険金がでません。

自然災害とは、台風や竜巻などの風災による屋根変形や破損、大雪や雹によってドームが破損する、といったケースが挙げられます。

「火災保険を使えば大丈夫」と考えていていると、修理後に「保険金は給付されません」となるケースも考えられます。

火災保険を活用したドーム交換を強く勧誘する業者には、十分注意しましょう。

個人修理(DIY)はケガに注意

DIYは注意点やリスクもあり、おすすめできません。

個人で修理をすれば、必要な費用はトップライトの本体費用だけなので、修理費用を抑えやすいです。

しかし、トップライトのドーム交換は高所作業になるため、屋根から落下してケガをするリスクがあります。

また、トップライト本体や工具、部品などを屋根から落として壊してしまったり、人に当たったりするとトラブルに発展します。

よってトップライトのドーム交換は、個人で行うよりも修理業者への依頼がおすすめです。

次は「トップライトのドーム交換は具体的にどのような流れで行うのだろう」と悩んでいる方に向けて、手順を紹介します。

トップライトのドーム交換方法

天窓8

トップライトの交換は、以下の流れで進みます。

・ドームを取り外す
・雨漏り箇所を修理する
・ドームを取り付ける

1つずつ解説していきます。

ドームを取り外す

固定されているボルト・ナットを外して、トップライトのドームを取ります。

電動工具があればボルトやナットを外しやすくなります。

防水のために一体化しているドーム下の屋根材(ゴムパッキンやスポンジなど)も、必要に応じて外しましょう。

雨漏り箇所を修理する

次に、雨漏り箇所を修理しましょう。

雨漏りの原因がドームの破損であれば、新しいドームを取り付ける必要があります。

ドーム周辺の屋根材から雨漏りしている場合は、該当部分を修理もしくは交換しなくてはなりません。

ドームを取り付ける

最後にドームを取り付けて完了です。

新しいドームを取り付ける場合は、ドームにボルトを通す穴を新たにあけるケースもあります。

個人では難しい作業が必要になるため、修理業者への依頼がおすすめです。

次は、どのようなタイミングで修理業者へ相談をすれば良いのか、詳しく解説します。

トップライトのドーム交換を考えるタイミング

点検

トップライトのドーム交換をするタイミングは、主に以下の3つが挙げられます。

・雨漏りが発生しているとき
・屋根のリフォームを行うとき
・トップライトが寿命を迎えたとき

1つずつ解説していきます。

雨漏りが発生しているとき

雨漏りが発生しているなら、すぐにトップライトのドーム交換をおすすめします。

トップライトが破損していると、雨風が室内に直接入るため、過ごしにくくなるものです。

「少ししか雨漏りしていないから大丈夫か」と考えて雨漏りを放置してしまうと、以下のリスクが発生しかねません。

・建物の木材が腐る
・シロアリの被害に遭う

雨漏りを放置すると、住宅の耐用年数を短くしてしまう恐れがあります。

また雨漏りではなく、結露が原因で水滴が落ちてくる場合もあります。

雨が降っていない日でも雨漏りが発生する場合は、トップライトの結露を疑ってみましょう。

屋根のリフォームを行うとき

屋根のリフォームを行うなら、トップライトのドームも交換しましょう。

トップライトのドーム交換には、屋根材にも手をつける必要があります。

屋根のリフォームと一緒に交換をすれば、足場の設置を1回で済ませることができるのでおすすめです。

トップライトが寿命を迎えたとき

トップライトの寿命を迎えたら、交換を検討した方が良いでしょう。

トップライトの耐用年数は、一般的に25〜30年と言われています。

今は雨漏りしていなくても、経年劣化により雨漏りのリスクは高まっていきます。

設置から25年以上が経過したトップライトは、交換を検討しましょう。

トップライトのドーム交換は屋根修理とセットがおすすめ

ポイント

トップライトのドーム交換は本体価格、撤去や足場の設置費用が発生するため、決して安いものではありません。

しかし、個人で修理を行うとケガをするリスクがあるため、修理業者への依頼をおすすめします。

トップライトは屋根と一体になっている場合が多いため、屋根のリフォームをセットで行えば総合的に費用を抑えることが可能です。

じもと屋根修理では、屋根のリフォームやトップライトのドーム交換に対応しております。

東京都の東村山市を中心に、ドローンによる屋根の無料点検も実施しております。

トップライトのドーム交換を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。

天窓についてより詳しく知りたい方は、以下記事をご一読ください。

天窓(トップライト)とは?メリット・デメリットや雨漏りについて解説

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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