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屋根コラム

瓦屋根の葺き替え費用は?相場や補助金、業者の選び方などを解説!

葺き替え5-6

「瓦屋根の葺き替え工事について、費用相場を知りたい」
「瓦屋根の葺き替え工事で利用できる、補助金や業者の選び方を知りたい」

瓦屋根の葺き替え工事にかかる費用は高額になる傾向があり、少しでも支出を抑えたいと考えている方もいるでしょう。
この記事では瓦屋根の葺き替え工事について、以下の内容を詳しく解説します。

・瓦屋根の葺き替え費用
・瓦屋根の葺き直し、部分修理の費用
・瓦屋根の葺き替えが必要になるタイミング
・瓦屋根の葺き替え業者を選ぶ上でのポイント

この記事を読むことで、瓦屋根の葺き替え費用の相場感が分かり、工事すべきかどうか検討しやすくなります。

 

瓦屋根の葺き替え費用

費用3

瓦屋根の葺き替え費用の費用相場は、以下の通りです。

・瓦から瓦:110~260万円
・瓦からスレート:70~200万円
・瓦からガルバリウム鋼板:80~210万円

ただし上記の費用は、あくまで一般的な葺き替え費用の相場です。
屋根面積の広さや屋根の形状、使用する屋根材によって費用は変動する可能性があります。

より正確な葺き替え費用の見積もりが必要であれば、リフォーム会社へ見積もりを依頼しましょう。

 

瓦の葺き替えとは

瓦の葺き替えとは、屋根の下地や瓦を新しいものに取り替える工法です。

例えば屋根が損傷・変形していたり雨漏りがしたりする場合は、屋根の下地まで破損している可能性があります。
このような場合は、下地まで含めて新しいものに取り替える「葺き替え工事」が必要になります。

 

瓦の葺き替え以外の工法・費用

屋根の壊れた部分-min

屋根瓦のリフォームには、葺き替え以外にも以下の方法があります。

・葺き直し
・部分修理

工事内容によっては、葺き直しや部分修理で対応できるケースもあります。
それぞれどのような工法なのか、またどれくらい費用が発生するのか、詳しく確認してみましょう。

 

葺き直し

瓦の葺き直しとは、屋根の下地のみ新しいものに取り替える工法です。
瓦を新しいものに取り替えないので、葺き替えよりも工事費が若干安くなります。

瓦の交換費用:100~250万円

ただし瓦の設置作業は必ず発生するため、葺き替えと比較して工事費が著しく安価になるわけではありません。
とはいえ現在利用している瓦をそのまま再利用するため、雰囲気をほぼ変えずに屋根を補修できる、というメリットがあります。

 

部分修理

瓦の部分修理とは、屋根の一部のみ補修する工法です。
他の工法よりも工事範囲が狭いため、工事費用を抑えて屋根のトラブルを解決できます。
部分修理に必要な費用の相場は、以下の通りです。

・瓦の交換 5,000~50,000円
・漆喰の直し 1メートルあたり2,000~4,000円
・足場費用 10〜30万円

ただし部分的に修理するため、補修箇所が目立ちやすいといったデメリットもあります。
とはいえ工事費の安さは魅力的なので、費用を抑えたい場合は部分修理を検討してみましょう。

 

瓦の葺き替えでよくある疑問点

葺き替え2-1

瓦屋根の葺き替え工事を頼む場合、費用以外に気になる点もあるでしょう。
そこでここからは、瓦の葺き替え工事でよくある疑問点を紹介します。

工事にかかる期間やリフォーム会社を選ぶポイントなどについて知りたい方は、ぜひご一読ください。

 

工事の期間はどれくらい?

瓦の葺き替え工事は、一般的には1週間前後の時間がかかります。

ただし正確な工事期間は、現場を見ないと分かりません。
また屋根の状態や修理範囲などによっても工事の時間は変動します。

正確な工事期間を把握したい方は、リフォーム会社へ見積もり相談してみましょう。

 

葺き替えのメリットとデメリットは?

瓦屋根の葺き替え工事を実施するメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット
・雨風から家を守れるため家の寿命が延びる
・瓦を新しいものにするため家の見た目を一新できる
・スレートなどに交換すれば屋根が軽くなり家の耐震性が向上する

デメリット
・費用が高い
・工期が長くなりやすい
・工事中は雨漏りリスクがある

葺き替え工事には、デメリットも存在します。
とはいえ屋根の状態が気になる方は、この機会に葺き替え工事の実施を検討するのがおすすめです。

 

葺き替えが必要になるタイミングは?

瓦屋根の葺き替え工事を依頼するべきか悩んでいる方もいるでしょう。
葺き替え工事を考えるべきタイミングは、以下の4つです。

・漆喰が剥がれている
・瓦が抜け落ちている
・屋根全体がたわんでいる
・雨漏りがする

上記の症状が確認できる場合は、この機会に瓦の葺き替え工事をリフォーム会社に相談してみましょう。

 

補助金は利用できる?

瓦屋根の葺き替え工事を実施する場合、補助金を利用できる可能性があります。

例えば耐震性が向上するガルバリウム鋼板へ葺き替える場合、住宅リフォーム補助金制度の対象になる可能性があります。
また都道府県や市町村などが独自で実施している補助金もあるため、気になる方は自治体に問い合わせてみましょう。

 

建築確認申請は必要?

一般的な住宅であれば建築確認申請はまず必要ありません。

基本的に建物を建築したり大規模修繕を実施したりする場合は、事前に都道府県へ建築確認申請を提出する必要があります。
ただし木造2階建て住宅など、いわゆる第4号建築物に当たる場合は申請の必要がありません。

もし建築確認申請が必要になった場合も、リフォーム会社が代行してくれる可能性があります。
気になる方はリフォーム会社への相談をおすすめします。

 

リフォーム会社を選ぶ上でのポイントは?

瓦屋根の葺き替えを考えている方の中には、どの業者にリフォームを依頼しようか悩んでいる方もいるでしょう。
リフォーム会社を選ぶ上で見るべきポイントは、主に以下の5つです。

1:建設業許可をもっているか
2:リフォームパートナー協議会(RECACO)に加盟をしているか
3:地域で長く営業をしているか
4:自社職人がいるか
5:国家資格を取得しているか(建築板金技能士・かわらぶき技能士・建築士・施工管理技士)

上記5つのポイントを参考に、さっそくリフォーム会社を探してみましょう。

またリフォーム会社を選ぶ上で、工事費用も大切な要素ですが、いちばん大切なのが会社や担当者の「人柄」です。
瓦屋根のリフォームは、工事費用が安ければ安いほど良い、というものではないはずです。
より自分が納得できる屋根のリフォームを実施するには、担当者の人柄や会社の信頼感など、直感的な部分も重視して選ぶことも大切かと思われます。

 

瓦の葺き替え費用と一緒に優良業者も調べてみよう

葺き替え3-12

瓦屋根の葺き替え工事は、内容にもよりますが70~260万円ほどの工事費用が必要になることがわかりました。

屋根の状態が明らかにおかしかったりする場合は、この機会に瓦の葺き替え工事を屋根工事会社に依頼してみましょう。

ただし葺き替え工事の費用は、修理面積や使用する材料によって、費用が大きく変動するものです。
より正確に葺き替え費用を見積もるのであれば、この機会に屋根工事業者へ相談するのがおすすめです。

屋根工事業者を選ぶ場合は屋根の修理業者を選ぶ7つのポイント!失敗しない選び方を知ろうを読めば失敗を避けやすくなります。
ぜひチェックしてみてください。

なお、じもと屋根修理では一部地域を対象に、ドローンを活用した無料の屋根点検を実施しております。
東京都の東村山近辺にお住まいであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

内野 友和

この記事は私が書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。

20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

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