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内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板について知りたい」
「フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板以外の屋根材には何がある?」
屋根のリフォームを進めるにあたって、フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の導入を検討している人もいるのではないでしょうか。
フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板は、耐熱性や耐候性に優れているため長持ちしやすい素材です。
しかし、現在は多くのメーカーでフッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の生産を休止しています。
今回はフッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の生産動向や、代わりになる製品について解説します。
・フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の特徴
・フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板は生産中止?
・フッ素樹脂塗膜の代わりになる製品は?
・ポリエステル樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の製品例
・フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板以外の屋根材
現状ではフッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の導入が難しいため、本記事を参考に別の屋根材も検討してみてください。
目次

フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板は、耐熱性や耐候性に優れた性質を持っています。
亜鉛やアルミ、シリコンなどをメッキ加工した素材をガルバリウム鋼板と呼び、その表面にフッ素樹脂をコーティングしたものが「フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板」です。
フッ素樹脂を焼き付けることで、色あせやひび割れに強くなり表面にも汚れがつきにくくなります。
こまめなメンテナンスを行わなくても長期間、美しい状態を保てる点がメリットです。
また、フッ素樹脂の効果で表面が滑りやすくなるので、雪下ろしが必要な積雪地域の屋根にも向いている製品です。

2022年3月現在、世界情勢のさまざまな影響によってフッ素樹脂が供給不足になっています。
そのためフッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板は、多くのメーカーで生産を休止している状態です。
フッ素樹脂関連の商品について、メーカーから下記のようなお知らせが発行されています。
・アイジー株式会社のお知らせによると、2022年2月以降から順次ポリエステル樹脂塗膜に切り替える製品が多数あります。
一部の製品では、フッ素樹脂の供給が安定すれば再販の予定があるようです。
参照:アイジー工業( 焼付けフッ素樹脂塗料の供給制限に対する弊社対応について)
・ニチハ株式会社では、2022年3月に「フッ素樹脂塗膜の製品の供給制限に関する第6報」をリリースし、前月より多くの製品が生産休止になると伝えています。
参照:ニチハ株式会社
このように、現在はフッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板は入手困難な状況になっています。

フッ素樹脂の代わりとなるのは、「ポリエステル樹脂」という成分です。
ポリエステル樹脂は別名「アルキド樹脂」とも呼ばれており、主に外観仕上げの塗装を目的として使用されています。
ポリエステル樹脂は衝撃に強い性質や防汚性を備えているため、屋根材が劣化しにくく美観を維持できます。
フッ素樹脂塗料の安定した供給目途が立たないことから、今後はポリエステル樹脂塗膜の製品が増加する可能性があるでしょう。

フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板が生産を休止しているため、ポリエステル樹脂塗膜のガルバリウム鋼板の製品をチェックしてみましょう。
多数の製品がありますが、一例として以下の5種類をピックアップして紹介します。
・アイジー工業「スーパーガルテクト」
・福泉工業株式会社「efルーフ(エフルーフ)」
・東海カラー株式会社「トーカイカラーGL」
・株式会社淀川製鋼所 「ヨドカラーGL」
・千代田鋼鉄工業株式会社「チヨダカラーNEXT」
それぞれの製品について解説します。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板を採用した耐久性の高い屋根材です。
遮熱性ポリエステル樹脂の塗膜で構成されており、断熱材と屋根材が一体化されています。
ちぢみ塗装で仕上がっているため、表情も楽しめるでしょう。
なかでも、スーパーガルテクトCは通常の尺より短くなっているので狭い現場には最適です。
efルーフは、高耐候性ポリエステル樹脂塗装を採用した製品です。
軽量なガルバリウム鋼板にポリエステル樹脂を重ねています。
裏面には硬質ウレタンフォームが設置されているため、金属屋根の欠点である雨音が軽減されます。
高耐候性ポリエステル樹脂塗装が施されているので色あせにも強いです。
デザインに関しては、艶消しで上品な仕上がりになっています。
トーカイカラーGLは、ガルバリウム鋼板にカラー着色をした製品で、ポリエステル樹脂塗料を塗布しています。
カラーバリエーションが豊富なので、好みの外観にできるでしょう。
耐汚染機能が高いことから、汚れが付着しにくい特徴があります。
雨によって汚れが洗い流せるため、美観が保てます。
ヨドカラーGLは、ガルバリウム鋼板を基盤にポリエステル樹脂塗料で着色をしている製品です。
光沢感のある塗料を使用していて、メタリックブラウンやゴールドなどのカラー展開があります。
ヨドカラーには多くのシリーズ製品があるので、気になる方はカタログをチェックしてみるといいでしょう。
チヨダカラーNEXTは、特殊ポリエステル樹脂を塗装したガルバリウム鋼板です。
耐傷付性や低汚染性が備わっているため、景観を損ねにくい特徴があります。
また遮熱性にも優れており、屋根表面の温度上昇を抑制して、室内環境を快適にしてくれます。

フッ素樹脂塗膜のガルバリウム鋼板以外の屋根材は、主に以下の6つの素材です。
・スレート
・粘土瓦
・銅板
・ステンレス
・トタン
・アスファルトシングル
それぞれの情報を解説します。
スレートは、セメントと樹脂を混ぜた素材です。
カラーベストやコロニアルといった商品名で呼ばれることも多く、多数の製品が販売されています。
工事費用はガルバリウム鋼板に比べて安価で扱いやすく、ガルバリウム鋼板と同じくらいのシェア率を占める代表的な屋根材です。
粘土瓦は日本の伝統的な屋根材で、粘土や陶器が主成分です。
粘土を練って形成して作られているため、手間と費用がかかっています。
ガルバリウム鋼板に比べて高価ですが、耐用年数は長いです。
和風住宅へのこだわりがある方には粘土瓦が最適でしょう。
トタンはガルバリウム鋼板と同じ金属系の素材です。
主に、住宅や工場などの屋根に用いられています。
耐久性は短いため、定期的な塗装が必要です。
近年、金属屋根といえばガルバリウム鋼板となっているので、現在ではあまり使われなくなりました。
銅板は、銅を薄く延ばした板です。
銅板の特徴である「緑青(ろくしょう)」というサビが生えることで、屋根の表面を保護してくれます。
そのため、塗装をほとんどしなくても耐久性を維持できます。
しかし、銅板は流通も少なく高価なこともあって、あまり普及していません。
ステンレスは、鉄やクロム、ニッケルを含む屋根材です。
金属屋根のなかでも錆びにくい性質で、耐用年数も長いのが特徴です。
そのため、外観の美しさにこだわりがある人や、メンテナンスの手間を省きたい場合に適しています。
アスファルトシングルは、アスファルトの素材にガラス繊維を混ぜた素材です。
シート状の素材なので、柔らかくて加工がしやすくひび割れやサビが発生しないなどの利点があります。
またおしゃれなデザインが多いため、洋風の住宅でよく採用されています。

フッ素樹脂塗料は、今後も安定した供給の見通しがたっていません。
屋根工事を行う際は、ポリエステル樹脂塗料のガルバリウム鋼板や、他の素材を検討したほうがよいでしょう。
どの屋根材が自宅の屋根に合うかわからない人は、プロである専門業者からアドバイスをもらうとよいでしょう。
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