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内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

「エスジーエル鋼板にはどんな特徴がある?」
「エスジーエル鋼板は住宅の屋根におすすめなのか知りたい」
金属屋根を導入するにあたって、エスジーエル鋼板を検討する人もいるのではないでしょうか。
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板よりも耐食性が優れている素材です。
サビに強く、長期にわたって美観を維持できるため、外観にこだわりたい人にはおすすめの屋根材です。
今回は、エスジーエル鋼板について詳しく解説します。
具体的には以下の6つの内容をまとめました。
・エスジーエル鋼板とは?
・エスジーエルの耐食性はガルバリウム鋼板の3倍
・エスジーエルの特徴
・エスジーエル鋼板の製品の種類
・エスジーエル鋼板を用いた製品「スーパーガルテクト」とは
・屋根材にエスジーエル鋼板はおすすめなのか?
この記事を読んでいただければ、エスジーエル鋼板の良さがわかるでしょう。
目次

エスジーエル鋼板とは、日鉄鋼板株式会社が開発した次世代のガルバリウム鋼板です。
エスジーエルは、Superior(上質な)・Special(特別な)・Super(超越した)など、優れた特性を示す言葉「S」と、ガルバリウム鋼板の略称である「GL」を合わせた言葉です。
ガルバリウム鋼板をベースに耐食性をより高めた製品で、腐食しやすい環境下にも取り入れやすい屋根材として注目されています。
通常、切断端部や傷部などはサビやすい箇所ではありますが、エスジーエル鋼板はその部分にも耐食効果があります。
金属屋根の懸念点であるサビに対しても対策されているので、安心して使用できる素材です。

エスジーエルは、従来のガルバリウム鋼板に比べて3倍の耐食性があるため、塩害地でも少ないダメージで使用できます。
ガルバリウム鋼板との大きな違いは、マグネシウムが含まれているかどうかです。
エスジーエルにはマグネシウムが含まれているため、高い耐食性が実現しました。
また、切断した部分や傷ついた部分の腐食を抑制する効果もあります。
露出した箇所は、めっき成分が覆って保護してくれるのです。
そのおかげで、折ったり曲げたりする加工を行っても、劣化しにくくなっています。

エスジーエル鋼板の特徴を知れば、ほかの金属屋根より優れていることがわかります。
特徴としては、以下の4つが挙げられます。
・金属なのにサビにくい
・耐熱性がある
・塗装に向いている
・加工や溶接ができる
それぞれの特徴を説明します。
エスジーエル鋼板は、亜鉛とアルミニウム、マグネシウムをメッキ加工することで金属なのにサビにくい製品になっています。
金属がサビる原因は水と酸素によるものなので、それに対抗できる強いメッキで加工すればサビを防ぐことが可能です。
サビが発生しなければメンテナンス回数も減らせるため、長い目でみるとコストパフォーマンスが良い屋根材といえるでしょう。
エスジーエル鋼板はアルミ含有率が高く、熱に強い効果があります。
従来のガルバリウム鋼板と同等の耐熱性がある点も、エスジーエル鋼板の特徴です。
エスジーエル鋼板の表面の塗膜には特殊な遮熱顔料が施されています。
この加工によって赤外線を反射し、屋根の表面温度を抑えます。
屋根が熱くなりにくいと、夏場の室内の温度上昇も防げるでしょう。
エスジーエル鋼板は、塗装を施しやすい素材になっているため塗料での補強ができます。
塗料の種類としてはアクリル系塗料、ウレタン系塗料、フッ素塗料などが使用可能です。
補強に限らず見た目を変えたい場合は、好きな色で塗装を行うといいでしょう。
ただし、塗料によって耐用年数や性質は異なってくるため、エスジーエル鋼板の劣化状況に合うものを選ぶ必要があります。
ガルバリウム鋼板と同様に、エスジーエル鋼板も製品の溶接ができます。
加工や溶接を駆使することで、さまざまな形に変えることが可能なため、デザインの幅が広がる屋根材です。
一般的な平らな形状の屋根材の他、瓦の形に加工された製品も販売されています。

エスジーエル鋼板には、どのような製品があるのでしょうか。
以下で代表的な5つの製品を紹介します。
・ニスクカラーPro
・ニクスカラーSGL
・耐摩カラーSGL
・ニスクフロンSGL
・ハイレタンSGL
それぞれを詳しく見ていきましょう。
ニクスカラーProは、表面にカラー塗膜を施したエスジーエル鋼板です。
光沢を抑えた高級感のあるシリーズや、傷に強いシリーズが展開されています。
カラーにはつや消しとつや有りがあって、バリエーションが豊富な製品です。
特にGCシリーズは耐傷付性が高い特徴があり、塗膜保証は15年間です。
ニスクカラーSGLは、遮熱機能を持つエスジーエルを取り入れた鋼板です。
温度上昇を抑えてくれるので、快適な室内環境を作り出します。
耐候性にも優れているニスクカラーSGLは、塗膜が剥がれやすい環境下でも効果を発揮します。
屋根の穴あき保証は25年間です。
耐摩カラーSGLは、つや消しカラーのエスジーエル鋼板です。
塗膜に特殊ガラス繊維を含んでいるため、ひび割れが起きにくく、白サビが現れにくい特徴があります。
また水に馴染みやすい性質があることから、雨が降ったり水を流したりすると表面の汚れが落ちやすくなります。
汚れにくいエスジーエル鋼板を導入したい場合は、「耐汚染塗装品」を選ぶといいでしょう。
耐摩カラーは、屋根の穴あきが25年、塗膜は15年の保証がついています。
ニスクフロンSGLは、エスジーエル鋼板をベースに高機能のフッ素加工がされた商品です。
塗膜が剥げにくいため、見た目を重視する箇所に最適です。
長期の美観維持を期待できることから、メンテナンスの費用を抑えられるメリットがあります。
ニスクフロンSGLは原版の穴あきが25年、塗膜は20年の保証期間が設けられています。
ハイレタンSGLは、沿岸部や工業地域にも使える高い耐食性を持った鋼板です。
高い耐食性が実現できた理由は、塗膜の厚さが通常の鋼板の2倍であり、防錆成分は5倍もあるからです。
厚い膜のおかげで、従来の鋼板よりも防錆効果が長く持続します。
保証期間は原版の穴あきは25年、塗膜は15年に設定されています。

スーパーガルテクトとは、アイジー工業が製造している屋根材です。
エスジーエル鋼板をベースに断熱材が裏側にまんべんなく加工されています。
表面の塗膜も遮熱効果のある素材を採用しているため、金属屋根の熱さが気になる方にもおすすめです。
いくつかある製品のうち、「スーパーガルテクトC」は短い尺になっていて、狭い現場でも使いやすいのが特徴です。
高機能で軽量、施工も簡単なことから取り入れる住宅も増えてきています。

耐食性が高く美しい見た目が長持ちするため、住宅のデザインにこだわりがある人にエスジーエル鋼板はおすすめです。
従来の金属屋根に比べてサビの心配がなく、メンテナンス回数を抑えられるメリットもあります。
金属屋根にしたいけれど、サビの発生を心配している人にも向いているでしょう。
また断熱性が高く室内温度が上がりにくいため、エアコンの使用量の減少も期待できます。

屋根の葺き替えやカバー工法で金属屋根を検討している人は、エスジーエル鋼板についても情報を集めてみましょう。
エスジーエル鋼板は、耐食性が高く、加工もしやすいことから幅広いデザインに対応できます。
高機能で見た目の美しさも保ちやすいエスジーエル鋼板は近年、注目を集めています。
より詳しくエスジーエル鋼板について知りたい方は、専門業者に相談してみましょう。
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