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内野 友和
この記事は私が書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。
20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。

屋根の側面の縁にある「破風(はふ)」と、屋根の軒先部分で雨樋で隠れて見えない「鼻隠し(はなかくし)」。
名前だけ聞くと難しそうですが、この2つは家を雨風から守る重要な場所です。
ここが傷んでしまうと、
・雨水の侵入
・雨樋のズレ
・軒天の腐食
・外観の劣化
など、家全体に影響してきます。
ウチノ板金でも破風・鼻隠しの相談は非常に多く、
YouTubeでも施工の様子を公開しています。
この記事では、
現場20年以上の職人としての視点と、
動画でお見せしたリアルな施工内容を使って、
初めての方でもわかるようにまとめました。
「塗装か板金か迷っている」
「破風の剥がれが気になる」
「雨樋交換のついでに鼻隠しに板金を貼りたい」
そんな方にこそ読んでほしい内容です。
目次
破風(はふ)と鼻隠し(はなかくし)。
名前は似ていますが、役割は少し違います。

屋根の側面部分で、雨風から守る“家の盾”のような存在。
特に強風が吹く地域では破風の劣化が早い傾向があります。

雨樋(あまどい)が取り付けられている板。
雨樋を支える“土台”の役割があり、ここが痛むと雨樋が傾いたり落ちたりします。

破風 → 屋根の側面
鼻隠し → 雨樋の付いている正面
外観にも影響する部分なので、
板金できれいに巻き替えると家全体が締まって見えます。

破風に塗った塗装は板金を巻くことで解決することができます
破風や鼻隠しは普段あまり見ない場所だからこそ、
“気づいたら悪くなっていた” という相談が多いです。
→ 代表的な劣化サインです。見栄えが悪くなり、特に破風に関しては表面がケバケバしてきたり、表面の塗料がパリパリと剥がれてきます。
→ 内部の木が腐っている可能性あり。アンテナ線を直接打ち付けていたりすると、雨垂れによって黒ずんでくることがあります。
→ 雨樋の勾配調整に影響がでます。これによって雨樋に入った雨水が流れにくくなったりすることがあります。
→ほとんどが雨樋の劣化や雪や風が理由だと思いますが、稀に 鼻隠しの劣化が原因のことがあります。
→ 屋根から破風や鼻隠しを伝った水が軒天(軒天井ともいいます)まで伝っていることがあります。
これからを放置していると、下地交換 → 補修費用が倍以上 になることがありますのでお気をつけくださいね。

破風・鼻隠しの工事には主に3つの方法がありますので修理方法や費用感を御覧ください。
相場:6,000円〜20,000円(10mあたり)
破風・鼻隠しの劣化が軽い場合に選ぶ方法です。
表面の塗膜が剥がれ始めている「初期劣化」の段階なら、塗装で延命できます。
ただし、木部の劣化が進んでいる場合は、
塗装だけでは改善にならず、数年後に再修理になるケースが多いです。
板金職人だからというポジショントークではありませんが、特に木下地の破風部分に関しては塗装はあまりオススメできません。
塗装 仕上げ= 延命処置
板金 仕上げ= 根本から再生
というイメージがわかりやすいです。
相場:50,000〜70,000円 (10mあたり)
もっとも耐久性とコストのバランスが良い方法だと考えます。
既存の破風・鼻隠しの上から、ガルバリウム鋼板を巻いて保護します。
塗装とは違い、
20~30年単位で長持ちする“再生工法” です。
外観も新築のようにリフレッシュするため、人気が高い施工です。
ただ、塗装と比べると、ガルバリウム鋼板は材料代が高く、また加工費がかかるため、①と比べて費用がかかります。
相場:100,000〜150,000円 (10mあたり)
破風・鼻隠しの木部が腐っている場合は、
上から板金を巻いても意味がありません。
というか、ガルバリウム鋼板の固定ができないといったほうが正しいでしょうか。
その場合はまず
腐食部分の下地を新しく交換し、
そのうえでガルバリウムで仕上げる
という最も耐久性の高い施工になります。
もちろん、工程が増えるため、費用は増えます。
下地を交換するまで酷い状況はあまり見かけませんが、
稀に屋根からの雨漏り、雨樋が破損している場合は、破風や鼻隠しが腐っていることがあります。
【重要】
※ 足場が必要な場合がほとんどですので、足場は別途かかります。
※ 相場の幅がある理由は、家の大きさや形、環境によって変動があるためです。
| 工法 | 耐久性 | 特徴 | メリット | デメリット | 適した劣化レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| ① 塗装 | 3〜7年 | 表面の塗膜を塗り替える方法 | もっとも安い・軽い劣化に対応 | 根本改善にならない・長持ちしない | ⭐ 軽度(表面の剥がれ) |
| ② 板金巻き(ガルバリウム) | 20~30年 | 既存の破風・鼻隠しの上から板金で保護 | 外観が新品同様・雨仕舞いが安定・長持ちする | 塗装に比べれば費用は高め | ⭐⭐ 中度(塗装剥がれ・小さな隙間) |
| ③ 下地交換+板金巻き | 20~30年 | 腐食した下地を交換してから板金仕上げ | ②と同様の仕上げ 下地の耐久性もアップ | 下地材料、工賃も費用する・工期が長くなる | ⭐⭐⭐ 重度(腐食・歪み・屋根、雨樋トラブル) |

施工前 破風

施工後 破風

施工前 鼻隠し

施工後 鼻隠し
動画の内容を、記事として重要なポイントにまとめ直すとこうなります。
塗膜が剥がれると内部の木に水が入るため、
早めの板金巻きが非常に効果的。
板金を巻く前に、必ず木部の腐食をチェック。
見えなくなる場所なので、ここがかなり重要。
破風は家ごとに寸法が違うため、
その場でガルバリウム鋼板を切り、曲げて加工します。
破風のラインが綺麗に揃うと、家全体が引き締まります。
ここが腐ると雨樋が傾く・外れるなどのトラブルに直結。
動画では、雨樋を慎重に外しています。
こういう “見えない部分の丁寧さ” が長持ちの秘訣だと考えます。
腐っている部分があれば交換。
ここを怠ると、どんな板金を巻いても意味がなくなる。
家が若返ったような印象になります。
これができていないと、
・雨音
・水が溢れる
・排水が悪い
などのトラブルが起こるので、ここまでが一連で、とても大切な作業になります。

(1)現地調査 →破風・鼻隠しの状態を確認します。ウチノ板金ではドローンで撮影することがほとんどです。
(2)寸法測定 →足場設置後に寸法を測ります。ミリ単位で加工するため、細部まで寸法を取る必要があります
(3)雨樋・付属物の撤去 →鼻隠しは雨樋、破風にはアンテナ線が付いている場合があるので、撤去をします。
(4)板金を工場で加工 →被せる板金は工場で加工をします。板金材に傷が付かないように、ひとつひとつ丁寧に。
(5)取り付け →工場で加工した板金材を現場で取り付けます。取り付けは2人組でやることが多く、バランスを見ながら設置します。
(6)雨樋・付属物の取り付け →鼻隠し部分については雨樋を再設置します。屋根からの水が雨樋にしっかり入るように注意しながら設置します。
(7)最終チェック →傷がないか、汚れていないか、傾いていないかをチェックします。
(8)Before/After撮影 →お客様が見てもわかるように施工前・後の写真を撮影します。
クチコミ①
雪止の取付、雨樋の交換、破風板の板金加工の工事をしてもらいました。
工事エリア外(世田谷区)からの急な依頼にも関わらず、雪止めの工事先がなかなか見つからない事情を考慮して頂き、早速対応して頂きました。
工事は、見積から工事の完了まで、日程含めて全てきちんとしており安心できる納得感のあるものでした。
社長を含めた工事の方々の対応も大変素晴らしく、きちんとした良い会社だと思いました。
クチコミ②
屋根の全面葺き替えと雨樋の交換をお願いしました。また、外壁塗装は業者を紹介してもらい並行工事で時間的な手間が省けました。
相談の段階からとても丁寧にわかりやすく説明していただいたので安心してお任せできました。
確かな技術は言うまでもないのですが、職人の方々が良い雰囲気の中で作業されているのが感じられ更に信頼度が増しました。
社内の環境が仕事ぶりに表れるのは、どの分野でも言える事かと思います。
おかげさまで古い屋根と役目を果たしていなかった雨樋、破風も板金で施行され、見違えるように洗練されました。
とても満足しています。 ありがとうございました。
破風と鼻隠しは普段気づきにくい部分ですが、
劣化が進むと家全体のトラブルにつながる大切な場所です。
早めに板金巻きにすることで、家の寿命が大きく延びます。
ウチノ板金は
・自社職人施工
・国家資格保有者の施工(建築板金技能士)
・ドローンでの撮影
を行い、顔の見える屋根工事を大切にしています。

気になる点があれば、お気軽にご相談ください。